シャンプー剤の選び方
ご自宅でわんちゃんのシャンプーをされる方は多いですが、たくさんあるシャンプー剤の中からどれを選べばいいのか悩まれるのではないでしょうか。
今回は、おうちの子に合ったシャンプー剤の選び方についてのお話です。
シャンプーを選ぶときに見るポイント
シャンプー剤の大部分は、水と界面活性剤で構成されています。その他に保湿剤、薬剤、防腐剤、色素、香料などが含まれます。シャンプーを選ぶうえで、多くを占める界面活性剤の特性を知ることが必要です。
界面活性剤の種類
界面活性剤は、汚れを落とす・泡立てる作用があり、シャンプーに配合されている主なものは、高級アルコール系、石鹸系、アミノ酸系に分類できます。
①高級アルコール系(ラウリル硫酸Naなど)
多くは石油が原料となっており洗浄力が強いので、汚れや皮脂が多い場合に使用します。泡立ちがよく、洗いあがりがいいですが皮膚への刺激も強いため、アトピー素因の子や乾燥肌の子への使用は注意が必要です。
②石鹸系(ラウリル酸Na、オレイン酸Na)
ヤシ油やパーム油などの植物油が原料となっており、洗浄力が強い割には皮膚への刺激性は低めです。しかし、アルカリ性のため、洗いあがりは毛のパサつきが出ることがあります。
③アミノ酸系(ココイルメチルアラニンNa、ラウロイルメチルアラニンNa)
アミノ酸と脂肪酸から作られており、皮膚への刺激が最も少ないためスキンケアに適しています。洗浄力はさほど高くないため、皮脂や汚れが多い場合は下洗いや洗浄頻度を増やす必要があります。
界面活性剤はシャンプー剤容器の裏面に表示されていますので、使用する前に確認してみるといいでしょう。おうちの子の皮膚の状態等にあったシャンプーを使用してあげてください。
※すべての成分が表記されていない場合もあります。